ジョヴァンニ・サンティーニ・アイフルのバロックゴシック建築

セドレツの聖母被昇天大聖堂が修復を終え、公開されていました。

この大聖堂は、イエスズ会が主流になってきた16世紀に、チェコに昔からあったシトー修道会がその存在をアピールしようとイタリア出身のサンティーニ・アイフルに依頼して建てられました。一番の見所は、隆盛を誇ったチェコのゴシック様式をバロック様式の建築に引用したということです。世界でもまれに見るものです。十字形のヴォールトは、ゴシック様式を模して、石膏でつくったものです。また、ゴシック様式の細長い窓形にバロック風の螺旋階段が組み合わせてあるのも大変美しいです。

ちなみにこの大聖堂、共産主義時代にはなんと煙草工場として使われていました。現在は自由化後ここを買い取ったフィリップ・モリス社が修復したとか。クトナー・ホラは煙草の製造でも有名だそうですが、大聖堂の修復の英断はすばらしいです。

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