ヤクブ・シカネーデル展

ヴァルトシュテインスカー・イーズダルナで開催中のシカネーデル展を見てきました。シカーネーデルといえば、メランコリックな街の風景を思い出します。なかでも別離、病気、哀しみ、死など連想させる作品が多いです。今回の展覧会を見て、メランコリックなムードは、彼の生きた時代を反映しているということがよくわかりました。彼が画家として独り立ちした頃、彼の親しんだゲットーの一掃がありました。

彼を一躍有名にした少女の死をテーマにした作品は、実際にゲットーを舞台にしたものでした。この作品については、この少女は殺されたのか、それとも自殺したのかと大きな議論を呼んだそうです。

最晩年は、妻と旅行した北の海に取材した作品を残しました。彼の死は突然で、自宅でラフマニノフのプレリュードを演奏していた時だったそうです。なんともドラマチックです。
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